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『あ~面白かった~!!さぁ!!続いて入場するのは………』
やめて。これ以上俺を苦しめても何にもならないから。変な汁しかでないから。俺果汁100%だから。
つーか、今面白かったって言った?楽しんでんの?この状況を楽しんでんの?シバくよ?
『またしても<姫>の一人!!!どんな男もその特殊な能力と毒舌敬語で心を捕らえる!!!見た目は美人なお嬢さん。頭脳は腹黒。その名は!鬼畜美人、猪狩千華~!!!!』
何?その紹介?
褒めてんの?けなしてんの?お前馬鹿なの?馬鹿なんだろ?
最後の部分とかあの有名な、ちびっこバーロー探偵の紹介パクってんじゃねーか。怪しげな組織に狙われてもしらねーぞ。
と、ここまで考えたところで、茜さんの時と同様、気体化したドライアイスが入場口をおおう。
「きゃあああー!お姉さまあー!!」
「千華さまぁぁー!!!俺を罵って……いや、踏んでくれぇー!!!!」
「猪・狩・命っ!!!」
三者三様の応援をするファンの皆さん。
とりあえず言わせともらう。
2番目の奴。精神病院へ急げ。今ならまだ間に合う。
「ひゃっほう!!!!猪狩先輩どんなの着てくんだろ………ハァハァ…」
隣の馬鹿。もう殺そうかなコイツ。今なら一撃なんだけど。
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