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「い、いきなり何を……///」
「……千華、俺の心読んでみろ。」
千華は「は?」みたいな顔をしてきたが俺は構わず続ける。
「俺は誓って迷惑なんて思っちゃいない。でも、それでも俺を信じられないなら心読んで確かめてみろ……………俺はお前と一緒に行くのが嫌だ、とか…思ってねーだろ?」
カッコイイ台詞を威勢よく言った俺。
千華は一瞬ポカンとした後、またしても顔を真っ赤にして、その後に嬉しそうに顔をほころばせた。
「………そうですね…!」
その後、何故か妙に千華が喋りかけたり、笑いかけてきたりしたが、理由は謎のままだ。
千華に直接聞いたら、「……鈍感です……でも…それでも…私は…///」とかなんとか言って自分の世界に入っていったからよくわからん。
ちなみに俺は敏感肌だ。
え?聞いてない?はいはいワロスワロスWWW
†
時は過ぎ、またもグラウンド。
「いいな~春ばっか……いいな~ムカつくな~。」
千華とゴールして、戻ってきてから小太郎がウザい。超ウザい。
「虎牙先輩。コイツどうにかしてくれません?」
自分でやりたいけども、精神的に疲れ果てた今の俺には少々キツイ。
「スマンな~、俺としては助けてあげたい気持ちもあんねんけど……」
虎牙先輩は苦笑しながら言葉を繋ぐ。
「……男としては小太郎の気持ちも分かってまうんやな~コレが。」
…………WhaT?
えーと。何?どゆこと?
「分かりやすいように、簡潔に15字以内にまとめて説明プリーズ。」
「いや、無理や。てかなにがや?」
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