体育祭4~最強!生徒会!~

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さっきまでの二人よりは少ないが、声援が飛ぶ。 「龍崎さ~ん!!頑張れ~!」 「わああ~!!龍崎~!!」 こうして見ると、主に龍崎の応援はうちのクラスの奴が多いな。 ……やっぱ、一度ついたイメージは拭いにくい、か… 「……そんな顔すんなよ春。」 驚いて隣を見ると、いつになく真剣な顔でこちらをみる小太郎の姿が。 「小太郎……」 「美代ちゃんの酷い評価は、今から俺らで変えていきゃいい……だから今は応援しようぜ?……それが今俺らに出来る事だろ?」 「…………」 まさか……小太郎に諭されるとは……… なんか一瞬小太郎がカッコ良く見えちまった………一生の不覚だ… 「お前ってこんな時まで酷いのな。俺今かなり良い事言った気がするんだけど。」 「龍崎~!!!!頑張れ~!!!」 「無視か?無視なのか?」 小太郎が青筋をたてながら言い寄ってくる。 うん。コイツはこれでいい。 カッコイイ小太郎なんざ見たくもねーし。 ……コイツはヘラヘラしながら、俺が感じ不安や孤独を分かち合う。そういう奴だ。 内心じゃ感謝してもしきれないぐらい有り難く思ってる。 調子にのるから直接は言わないけど。
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