家作り競争

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あんまりびっくりしすぎて、腰を抜かしてしまった。 ?「太ってるからって、あんまり引くなよ…。」 …よし、背中に魚は寄生していない。 どこからどう見ても、紛れもない豚だ。 ア「えっと…引いてませんよ。それより豚さん、ガラスの靴をどこで見たの?」 インケツ「俺はインケツって名前だ。…教えるには条件がいる。」 結構ドスのきいた声…イカツイ顔… ア「…えっと…その…」 少し怖くなって、声を出せなかった。 ウ「インケツさん、条件って何だ?」 ウサギ、かっこいい! 可愛い姿で言うと、ちょっとドキドキする イ「実はな、家を作りたいんだが…人手が足りなくてな。」 …人手。動物だけど人手。 まぁいいか…それなら話は早い。 ア「じゃぁ…お手伝いするわ。」 こうして私とウサギ、そしてインケツさんは、今まで無かった木の扉から外へと出た …なんて不思議な世界なのかしら。
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