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ウ「そうだ、アリス…キミはここで待っていて。」
ア「え?私も手伝うよ?」
ウ「どうやってドレスで屋根に上がるんだい、アリス?」
少しニヤッとした…得意気な顔でウサギが言う。
ア「あ…それじゃ待ってるね。」
してやられて…顔が赤くなる。
そして…あの優しくて、少しイジワルな微笑みにも。
ア「ウサギって…こんなドキドキする生き物だっけ?」
暇を持て余した私は、ウサギの作業と、足元にある一輪の薔薇を交互に眺めていた…
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?「さぁ~て…どいつを食おうかな…」
おや…あれは人間か?
?「しめしめ…一人であんな所に…。」
草原の隅にある雑木林から、黒い陰がゆっくり動いた…
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