毒リンゴとウサギの穴

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ウ「そうか…アリスというのか。」 ア「あ…はい。」 話…聞いてくれた。 小人達「…姫、頑張ってね!」 そう言うと、小人達は走り去っていった。 ア「が…頑張るって何を!?」 ウ「…ダメだ、時間が無い。」 そう言って、時計をチョッキに戻すウサギ ア「え…何か探してるの?」 ウ「ああ、もう片方のガラスの靴を。」 それなら履いてる…と言うのをやめた。 だって、脱いでない方の足は裸足だったから。 ア「あれ…靴が片方しかない。」 ウ「そうだろう、舞踏会に出席できないよ。」 ア「え…何それ…。」 ウ「…とにかく探してくる。」 そう言うなり、ウサギは駆け出していった ア「あ…ちょっと待ってよ!」 私は1人になるのが嫌で、ウサギを追いかけた。
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