好きなんだから仕方ない

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「大輔さんは俺のなんですよ? 宮迫さんや他の人に渡したくないです」 俺の顔を見て言ってくるコバ。 コバは真剣な顔で俺の目を見る。 「俺が独占欲強いの、知ってるでしょ」 「知ってる」 「なら俺以外の人と一緒にいないで下さいよ。 そんなに襲われたいんですか?」 「真顔でキモいこと言うな。 俺は宮迫さんと飲みに行ってただけ。 先輩との付き合いやん」 お前にだって付き合いとかあるくせに。 やっぱコイツむっちゃ腹立つ。 「分かりました。 大輔さんが謝るまで口聞きません」 訳の分からんことを言って、コバはそっぽを向いた。 全部俺が悪いみたいな感じが気に食わん。 「…俺が悪いって言うこと?」 「…」 「コバやってキャバクラとか風俗行くやん」 「…」 何を言ってもコバは無視。 本当に俺が謝るまで口聞かんつもりや。 なんつー強情な奴。
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