好きなんだから仕方ない

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ホンマは言いたくなかったけど コバがそんな態度とるんやったら俺もあのこと言ったる。 全部お前のせいやからな。 「俺、知ってるんやで」 「…」 「一昨年の夏頃にお前が可愛い女の子と歩いてるの。 俺が知らんとでも思った?」 そう聞いたコバは 明らかにさっきとは違う表情をしてた。 汗出てるし。 絶対に何か隠してるな。 「お前は俺に内緒で女の子と歩いてたくせに、俺が宮迫さんと歩いてたらデカい文句を言うんやな」 「…あ」 やっと口を開いたコバ。 でも絶対に許さへん。 どうせ一緒に歩いてたのは彼女やと思うし、彼女がいるって言わんかったコバがムカつく。 そんなん彼女にとっても失礼や。
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