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「うぬぬぬ…」
「まったく歯が立ちません!」
敵の襲来。
司令室は混乱していた。
バズーカ、レーザー、ミサイル。
あらゆる手を尽くしたが
まったく歯が立たない。
「長官!ぜひ出動要請を!」
「それは無理だ。
前回の戦いで彼女たちは
満身創痍…」
彼女たち―
"パフューム"と呼ばれる
三人組である。
勇敢にもロボットに乗り込み
敵を間近にして戦う。
彼女たちは司令室にとって
最後の頼みの綱だった。
その戦い方故に身体的ダメージが
かなり大きく、今も傷だらけに
なった体を休ませている。
「ここは我々の力で
死守するのだ!」
長官の一声で司令室に
緊張が走る。
ミサイルが大量に発射される。
ミサイルは五つ目の怪物に見事に
命中したが、怪物はそれを
ものともしない。
五つ目のうちの一つが
ミサイルが発射された方を
睨みつける。
その瞬間、怪物は口から
光線を出し、いくつもの
装甲車や兵装施設を破壊した。
「第三部隊、攻撃不能!」
「第六小隊、壊滅!」
「北Aブロックに侵入しました」
司令室のオペレーターが
伝える現場の状況は
圧倒的に不利、
散々たるものだった。
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