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携帯を開き、手帳の新しいフォルダを開けた。 そこの入っている文字。 ‘深水さん’ 私はどこのフォルダに入れていいのか戸惑った。 友達?? 知り合い?? まだ出会って一日しか経ってないのに、こんなにも頭に残るなんて…… 私はとりあえず、そのままにしておくことにした。 ――――――――――――― 理壱「はぁ………」 信号が赤になり、車を止めた。 俺は手を見た。 久しぶりにみなみに触れ、久しぶりにあんなに近くにみなみがいて、久しぶりにみなみの目を見て話した。 俺の心は、高校時代に戻った気がした。 高鳴る鼓動は未だに消えることなく、忙しく動いている。 .
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