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私は
いつになればこの苦しみから逃れる事が出来るのだろうか
どれだけの時を過ごせばこの闇に慣れる事が出来るのだろう
幸せを求めた代償に得たものは……
──裏切りと孤独──
こんな結末を望んでいたのでは無い
ただ……恋をしたかっただけ
ただ……誰かに必要とされたかっただけ
いつしか私の自由を奪っていた枷は、錆びて朽ち果て用を成さなくなっていた
どれだけの時が過ぎたのだろう
闇の世界では
時の経過も曖昧すぎて
今日という日が
私がここに来た日からどのくらいなのかさえも解らない
既に数十年と過ぎたのか
暗く冷たい水底で
私はこれからを模索する
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