始まり。

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『………いつ見てもでかい家だな💧』 普通の人から見ればまさに宮殿のような豪邸だ。 龍一は車から降り、門にあるイヤホンを押す。 ビーー 『はい、どちらさまでしょうか?』 「坂本です。」 『あら、坂本様ですか。少々おまちください。』 そう言い終わると、門が自動的に開いた。 龍一は車に乗り込み、その豪邸の敷地内に入る。 そして梓のビートが置いてあるガレージに車を止めた。 「ふー…。」 龍一は一息着いてから車から降りた。 「龍一、いらっしゃい。」 「よう梓。」 「ごめんなさいね、せっかくの休日なのに。」 「いいよ。俺はいつでも暇だからな。」 よそからみれば熱いカップルのような二人だ。
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