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汗をかいて走る女の子。
だけど、全然辛そうじゃなくて
むしろ、風を感じながら、気持ちよさそうに走っている。
「……やばい」
トクン、トクンと
鼓動がテンポよく鳴る。
全身の神経が彼女に奪われた。
きっと、周りからすれば普通の女の子。
だけど
俺からしたら
すごく輝いてみえる。
あぁ、不思議や。
一瞬で恋に落ちるなんて
思いもせんかった。
何も知らんのに
何も知らへんのに……
ドキドキが収まらへん。
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