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  「気持ち悪いで、おっさん」 ニコッと笑ってやった。すると、予想通り怒りを露にする男ども。 「なんだと、このくそガキ!」 俺を殴ろうと伸ばした手。 軽々と避けると、その手は壁へとぶつかった。 「ぃ…つ…!」 一人はうずくまり、痛そうに手を持った。 「へぼいな、おっさん」 もう一人の男も、俺を殴ろうと足を伸ばすが 蹴られる前に、俺はグーで顔を殴った。 すると、予想通り、痛がる男。 「もう止めた方がええんちゃう?」 冷めた目で男達を見ると 悔しそうにどこかに去っていった。  
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