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  俺は上を見上げて 「おん」と頷いた。 「その制服だと、私と同じ学校ですよね」 「え? あ、そうやな」 気付かんかった。 女の子も俺と同じ学校の制服を来ていた。 「じゃあ…また会えますよね!今度、お礼させて下さい」 「ええよ、お礼とかそんなん」 そういうと女の子は 頭をブンブンと横に振った。 「それじゃ、私の気がすみません……」 ショボンと小さくなる女の子。 俺は、イイことを思い付いて、それを口に出した。  
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