222人が本棚に入れています
本棚に追加
/157ページ
あたしは一週間前のことを思い立し、将に聞く。
「でもこの間教室から山内さんと一緒に出てたじゃん。しかも……その、キスマークをつけて」
あたしは『キスマーク』を小声で言った。
「今から言うことは、秘密にしてもらえないか?」
あたしはコクンと頷く。
「実は山内、部活の先輩に襲われかけたんだ。で、見つけてすぐ教室に連れてって、泣き続ける山内が落ち着くまで一緒にいたんだ」
「そうだったんだ……」
「お前こそ、あいつとはどうなってるんだ?」
あいつって、大樹君かな?
気にしてたんだ……。
最初のコメントを投稿しよう!