🌸リリカルなのは短編集⚡

夜は…

今日は休日。

…とはいっても時空管理局に定休日はない。

しかし偶然は起こった。

｢こうやって三人でゆったりお話するなんて久しぶりだね。｣

｢そうだね。みんな忙しかったから。ホント、久しぶり。｣

｢ここんところ働き詰めやったからなぁ～。久しぶりの休日にお話出来て嬉しい限りや。｣

なのはとヴィヴィオのホームで三人は話していた。今日から四連休。彼女達にとっては願ってもないチャンスだ。

ヴィヴィオは今日、たくさん三人と遊んで既に寝ている。いわゆるここから男子禁制大人の雑談が始まろうとしていた。

｢最近、あちこちたらい回しにされて大変や。｣

はやてが日々の苦労を口にする。

｢管理局の人達はまだ私の事を小娘扱いらしいねん。｣

｢そうだね、私も本局に出頭すると同じ扱いをされる。｣

｢私も～。｣

三人言いたい事は一致しているらしい。

｢私達も機動六課で結構成績上げたのになぁ～。｣

｢よっぽど私達が嫌いなのかな？｣

｢ん～。｣

｢なのははまだ良い方かな。｣

｢だね～。私は戦技教導官だからあまり本局に行く事が無いしね。それに私の所の上司は優しいからね。｣

｢羨ましいなぁ、なのはちゃん。｣

｢そうかな～。｣

｢せやせや！私なんて最近動かへんから体型が変わりそうでな。｣

そう言うとはやてはあるはずもない脇腹の肉を無理矢理つまむ。

｢はやて…全然ないじゃん。｣

｢いいや!!私から見ればあるんねん!!｣

｢はやてちゃん…大丈夫だよ。意識、入り過ぎだって。｣

｢う、うーん…そかな？｣

｢私はそう思うよ。はやてちゃんがすぐに体型変わる訳ないじゃん。｣

｢嬉しい事言ってくれるなぁ、なのはちゃん。｣

｢いやいや。｣

｢それでもなぁ。フェイトちゃんみたいにグラマーやったらなぁ。｣

｢へっ？私!?｣

｢せや。こんなに大きくてエエなぁ。｣

｢あっ、ちょっと…｣

はやては有無を言わさずフェイトの胸を揉み始める。はやて曰く『こういう事』も人と人のスキンシップの一環らしい。

｢はやて、はやてぇ…｣

フェイトの言葉が熱を帯びてくる。

｢あちゃ、ギブアップやね。ゴメンな、フェイトちゃん。｣

｢う、うん…｣

｢さて…フェイトちゃんのあとは…｣

｢えっ…｣

はやての目が光る。気づいた時には遅かった。

｢あっ、はやてちゃん…｣

｢戦技教導官のプロポーションはなかなかやなぁ。｣
はやてはなのはの腰に手を入れる。

｢く、くすぐったい～…｣