少年。少女。偽りの仮面。~prologue~

1/3
前へ
/3ページ
次へ

少年。少女。偽りの仮面。~prologue~

  私はきっと、いつか誰かがこの腐った生活から私を救い出してくれると、そんな愉快な勘違いをしていたんだ。 重圧も、偏見も、余計な肩書きも、そんなものは何もない世界に、いつか誰かが連れて行ってくれると、思い込んでいたんだ。 結局、私はどこまでも他人任せな奴だったんだ。  
/3ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加