五人の生活

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「ははは、俺なら大丈夫だぜ? 確かに右脚は動かしにくいけど、動かないわけじゃない。だろ!」 バッシュは明るく笑って言った。 その表情に他の四人は胸が痛んだ。 「それに左脚は動くんだ。俺は諦めない。 諦めたらそこで終わり、『あいつ』が言ってただろ。 戦闘スタイルも変えるつもりもない! 諦めなければ、道は続くんだ!!……なんてな」 「………」 バッシュの言葉に誰もが聴き入っていた。 今の言葉にはそれ程の重みと、希望が満ちていた。 「バッシュ……強い…ね…?」 「なんだよそれ。 昔の俺が弱いみたいじゃねぇか!」 アレスの言葉に頬を膨らますバッシュ。 そして――― 「え?得意の近距離戦で僕に負けたの誰だっけか?」 「お前は特別だろー!?あれはドローだ、ドロー!!」 そして肝心のエルディについてだが、皆が受け止め、理解し、受け入れるようになっていた。 また今日も『五人』の生活が始まる。
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