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とある場所にある高校。
そこでは『図書室の主』と呼ばれる一人の生徒が居た。
特に目立ったモノがある訳ではない。
特に何かがある訳でもない。
本来ならば、それだけ。
それだけだった。
だが、ある男子生徒とある女子生徒がその生徒に興味を持ってしまった。
それはあくまでも好奇心。
それは幸か不幸か、二人の興味により平穏な状況がゆっくりと転じる事となる。
静かなる水面に小石が投じられるが如く。
小さな衝撃が大きな雪崩に変わるが如く。
そこから始まった『何か』からの干渉。
そこから開いた『何か』への入り口。
この高校に、いったい『何』があるというのだろうか。
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