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ヒグマとの闘いでボロボロ(深い意味で)になったピエトルに耳に、ほんの少しの声が聞こえた。
(ゲンキデスカー?)
ピエトルは気を失った。
いよいよヒグマのエサになってしまうというところで、激しい金属音がした。
その音でピエトルは目を覚ました。
『えっ…てか誰…?』
目の前に立っていたのは、桜色一色のかわいらしい女の子だった。(一部美化有り)
よく見たらヒグマは焦って逃げ出していた。
自分の幸運を神に感謝し、状況を理解しようとした。
目の前にいたのは幼馴染みのガルシアだった。
彼女は森の中で暮らしている少し変わった女の子だ。
なるほど、さっきの声はガルシアの声だったのか。
ソレにしても外人とアントニオを足して2で割った様な発音だった気がしたが。
まぁあまり気にしないコトにした。
『ガルシア、助けてくれてありがとう‼』
『ピエトルが無事でよかったわ』
(ッカェネェャロォダ)
↑二重音声
ピエトルは薬草を踊るように頬張った。
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