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「だからよっ!動きが悪いんだよ」
「えー」
聞こえないフリ
「聞いてんのかテメエ」
タバコを投げつけた。
「おー危な」
周りに緊張が走る。
「おい!」
「は~い~」
「この野郎!」
机を蹴り飛ばして歩み寄った。近くにいた数人が止めに入る。
「まあまあまあ」
「ちょっとどいてろ」
無理矢理前進する。
必死で止める人の後ろから。
「かかってこいや」
「あー!」
激化
「お前着ろや」
「は?」
すでに怪獣を半分着ている。
「はよ来い」
小さなビル等が立ち並ぶステージに上がった。
「ちょっ閉めて」
あわててウルルンマンを着る。背中のチャックを閉めてもらう。
ステージに上がった途端ドロップキックで突っ込んでいった。グーで殴り倒し上になってさらに殴る。
怪獣は吠えてるポーズ。
蹴りまくる。怪獣吠える。
「チャック開けて」
たっぷり満足して戻ってきた。
「お前やりにくいねん」
怪獣を脱ぎながら吠えた。
「お前のおかんの(ピー)にオレの(ピー)入れたる」
「は?」
「(ピー)や」
「何?」
「お前の親父のけつの穴にも(ピー)突っ込んだる」
「オレは親父いねーよ!」
「はあ?オレ両方おらんぞ」
「そうなの?」
「ウソ~」
「テメエぶっ殺す」
周りがまた止め出した。
「ウヒャヒャヒャこいつ殺すって言った。殺人未遂~。殺せ~。ここに定規あるわ。これ貸したろか?」
「マジ殺す」
「三角定規の方がええか?あマジックあった」
「この野郎!」
「マジックはええか。あ似顔絵書いたるわ」
止めに入っている人に見ていた女の人が
「やらせたら?なんかイライラしてきた。止めるの馬鹿くさくない?その続き見たくなってきた」
「オレもそんな気がしてきた」
「見たい見たい見たい」
「ダメだよ。殺すって言ってるんだから」
「あー見る気なくなった。ノリつぶし」
「ねえオレが止めるのやめさせればノリ戻る?」
「うーん。なんとか」
「おーい。もう止めるな。止めるなー!ほらー!」
強引に止めてる人を引き離す。
「あオレも別にもう」
本人がシラケてきたらしい。
「ガクッ。やんねーの」
周りもシラケた空気。
「似顔絵書けた」
その声が響き渡った。
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