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怖かった。
怖かった。
洟をすすり、嗚咽を繰り返す。
「な、泣くなって!」
ボクが泣き止んだ後、永遠亭(と言うらしい)に行った。
ちなみに、足がまだすくんでいるのか、立てないので、先生におんぶされることに。
情けない…。
ボクはベッドの上に寝かされた。
「その子、また怪我したの?」
見ての通りです。
頬を棒で叩かれ、モノスゴい勢いで樹にぶつかったり、投げられたり…思い出しただけでブルってしまう。
「小町…チョット来て」
小町?先生の名前だろうか?覚えてもボクは呼ぶ事が出来ないか。
「……………」
「………!?」
「……ふふふ」
う…何故こっちを見て笑ったのだろう?
こう言う場合、大抵すぐに分かるものだ。
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