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そりゃあちょっとは、男っぽいとか、男勝りだ、なんて言われてはいたけれど、
本当に男だったとは...、
じゃなくて、髪は短いし胸はないし、でも母は僕を女として生んだわけで...
「なんで、こんなことに??」
一人であれやこれやと考えていると、茶髪さんが、
「おーい、ジコショウカイは??」
と僕に言った。
「御堂鳴海。16歳、独身」
しんっと静かになる教室。
かと思いきや、総勢15人くらいの暑苦しい男共は爆笑しだした。
「独身!?独身だってよ!?」
「誰か結婚してやれよ」
しまいには、そんなことをごたごた言い出した。
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