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「えぇと、そうなると…
じゃあ、ぶたをx、ぱんだをyとして…
ぱんだ=ぶた^2とする時の、ぶた=1の時のぱんだは?」
教師が頭の中で数字をぶたやぱんだに置き換える。
美子はその様子を楽しそうに見ながら、ノートにぶたやぱんだの落書きを書いている。
「え~?1って何~?
ぶたさんと1にどんな関係があるんですか~~?」
「いや…だから、この場合、ぶたと1が等しいって事だろ?」
英子がすかさず叫ぶ。
「うちの可愛いぶたちゃんは、1なんてメスブタと関係なんてありません!!」
「出た!!モンスターペアレンツ!!
いやいや、お母様、残念ながらおたくのぶたちゃんは1と等しいんですよ」
教師が英子に調子を合わせる。
「わ、わたしの可愛いゆきおが、メスブタに~!!」
「名前までついてる!?何処まで続ける気だ」
「いける所までいくのが私の信条です」
美子が楽しそうに笑いだす。
「あはは。じゃあ、1は”メスブタ”ね。」
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