残された手紙

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涼也side 優哉が留学してからもう1ヶ月以上経った。 この日俺は優哉の家を訪れていた。 実は先日、家の近くで優哉のお母さんである由香里さんに会って、渡したい物があるからこの日に来てくれないかと言われたのだ。 それで俺は優哉の家にやって来たわけである。 俺は優哉の家の客間に案内される。 「いらっしゃい涼也君」 優哉のお母さんである由香里さんが俺にそう言った。 「あの、渡したい物って何なんですか?」 俺は由香里さんに尋ねた。 「それはこれよ」 由香里さんが俺に1枚の手紙を差し出す。 「この手紙は……」 「これはね、優哉がここを出発する直前に私に預けた手紙なのよ。自分が留学して1ヶ月ぐらいたったら涼也君に渡すように言ってね」 由香里さんがそう言った。
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