火の国の守り神

22/23

20人が本棚に入れています
本棚に追加
/111ページ
祐輔「…白龍ありがとな……」 白龍に聞こえぬよう、小さく呟いた。 一方、アラン達は…… アラン「出し惜しみするなよ。全力で行くぞ!」 ダンとアン「「はい!」」 苦戦していた。 あるゆる連携をしても、相手は傷一つさえないのだ。 まさに人間離れした、怪物である。 男「お、やっと本気になったな」 男は唇を舐め、傘を構える。 最初に攻撃を繰り出したのは、ダンだった。 槍の刃の部分を燃え上がらせ、男に刺突する。 男「火属性か、厄介だな」 そう言うと男は身体を半々回転させ避け、傘を横薙ぎに降った。 当たると思われたとき、ダンは身体中から炎を吹き出す。 炎に当たる寸前に男は、傘を止めダンの腹を蹴った。 ダンは腹を押さえながら、膝から落ちる。 男「熱っ!」 男はダンを蹴った足を必死で振る。 炎を蹴ったので、脚に燃え移ったのだ。
/111ページ

最初のコメントを投稿しよう!

20人が本棚に入れています
本棚に追加