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祐輔「…白龍ありがとな……」
白龍に聞こえぬよう、小さく呟いた。
一方、アラン達は……
アラン「出し惜しみするなよ。全力で行くぞ!」
ダンとアン「「はい!」」
苦戦していた。
あるゆる連携をしても、相手は傷一つさえないのだ。
まさに人間離れした、怪物である。
男「お、やっと本気になったな」
男は唇を舐め、傘を構える。
最初に攻撃を繰り出したのは、ダンだった。
槍の刃の部分を燃え上がらせ、男に刺突する。
男「火属性か、厄介だな」
そう言うと男は身体を半々回転させ避け、傘を横薙ぎに降った。
当たると思われたとき、ダンは身体中から炎を吹き出す。
炎に当たる寸前に男は、傘を止めダンの腹を蹴った。
ダンは腹を押さえながら、膝から落ちる。
男「熱っ!」
男はダンを蹴った足を必死で振る。
炎を蹴ったので、脚に燃え移ったのだ。
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