火の国の守り神

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アン「休む時間なんて与えないわ」 男が脚を振ってる隙に、アンが刺突を放つ。 それに素早く反応し、傘でいなす。 だが、アンは止まらない。 刺突した槍を引き、また男に刺突。 それを繰り返す。 男「!?やるねぇ、女」 驚きの声をあげるが、当たる気配がない。 しかし、防戦一方。 (今だ!) アランはチャンスを見いだしていた。 男の後ろに回り込み、槍を自分側に引く。 槍はバチバチ、と青白い火花が散っている。 それを思いっきり、突き出す。 腰の捻りを加えたことにより、平素の倍以上の速さ。 すると、青白い稲妻が槍から迸り男の背後を突き刺そう、と迫る。 ふいをついた一撃。 直撃すると思われた時――― 突然、男は膝を曲げしゃがみ青白い光条が、アンに突き刺ささる。
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