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異世界の人間である、ラギアに出会った祐輔は共に森を歩くこと30分後、街らしき場所が見えた。
それは周りを石で、できた外壁の囲まれ中央部に門がそびえている。
祐輔の世界でいう中世のヨーロッパのような造りである。
そんな街が祐輔の前に存在しているのだ。
ラギア「ここが火の国だ」
ラギアはわが家を見るような目で、火の国を見つめて言った。
祐輔はゴグリと喉を鳴らす。
それを見たラギアは、門に手を当て力を加える。
ゴゴゴと、引きずる音が鳴り門が開いていく。
少しずつだが、街の中が見えていく。
やっぱ、中も昔のヨーロッパみたいな造りなんだろうな……
と祐輔は期待を膨らませながら、完全に開くまで待つ。
ついに街中の全容が露になった。
祐輔「ここが…火の国か」
やはり、街中の建造物も門と同じように石造りである。
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