火の国

2/27

20人が本棚に入れています
本棚に追加
/111ページ
異世界の人間である、ラギアに出会った祐輔は共に森を歩くこと30分後、街らしき場所が見えた。 それは周りを石で、できた外壁の囲まれ中央部に門がそびえている。 祐輔の世界でいう中世のヨーロッパのような造りである。 そんな街が祐輔の前に存在しているのだ。 ラギア「ここが火の国だ」 ラギアはわが家を見るような目で、火の国を見つめて言った。 祐輔はゴグリと喉を鳴らす。 それを見たラギアは、門に手を当て力を加える。 ゴゴゴと、引きずる音が鳴り門が開いていく。 少しずつだが、街の中が見えていく。 やっぱ、中も昔のヨーロッパみたいな造りなんだろうな…… と祐輔は期待を膨らませながら、完全に開くまで待つ。 ついに街中の全容が露になった。 祐輔「ここが…火の国か」 やはり、街中の建造物も門と同じように石造りである。
/111ページ

最初のコメントを投稿しよう!

20人が本棚に入れています
本棚に追加