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王とは言えば、高貴な存在。
一般の人とは違う、そういう感じの種類の人間なのだ。
日本の皇后様のような者である。
祐輔やラギアのような、一般の人がいかにして皇后様に話す機会があると言えよう。
それが課題である。
(ん?ラギアたしか…王なら分かるかも、って言ってたよな。ということは、王と話したことがあるのか……?)
善は急げである。
祐輔はすぐに思いついた疑問をラギアにぶつける。
祐輔「ラギア、ひっとしてだが王と話したことあるのか?」
ラギア「あるよ」
ラギアは余り考える時間を要さず、あっけからんに言った。
その返答の速さと意外な結果に、祐輔の思考が一時停止する。
ラギアは実はとてもつもなく凄い人なのではないか、と祐輔は内心思った。
祐輔「いつ話せたんだ?」
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