火の国

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祐輔「分かった。修行をやる」 確かに人狼と遭った時のようには、なりたくない。 そのために、強くなりたい。 否―――強くなるのだ。 白龍「おお!やる気になったか。そうと決まれば、俺を解放しろ!まずは素振りだ。」 白龍は楽しそうに言う。 自分の意図を汲んでくれたのだ。 誰だって喜ぶ。 祐輔「でも、白龍が俺のことを心配してくれるとは思わなかった。」 白龍「――っ!?んなわけあるか!」 もし白龍に顔があったならば、顔を赤らめていただろう。 照れから来る紅潮を。 そして、2時間後に祐輔は眠りに着いた。 祐輔は目を覚ました。 目線の先には見知らぬ天井がある。 祐輔はふと昨日の出来事を思い出す。 (昨日は晃と廃ビルに行って……) 廃ビルにあった鏡は何のトリックもなしに、輝き出し祐輔もろとも包んだのだ。
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