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そして思い出す。
(で、異世界に飛ばされて怪物に遭ったな…それで、ラギアに助けられて……)
そして思い出す。
ここはラギアの家であることを。
今日は火の王に、聞くことがあったのだ。
祐輔「行って来る」
そう言って、玄関のドアに手をかけた時、
ラギア「ちょっと、待て。これ持ってけ」
とラギアは何かを祐輔に投げる。
祐輔は受け取り、見た。
それは、炎を象った小さな布キレである。
何だこれは?、と疑問の意を発すると、
ラギア「ん?あぁ、これはな火の国に住んでますよ、っていうのを証明する証だぜ。そういうことだ。気を付けろよ」
ラギアは手を振りながら、言う。
あぁ、行って来る、と祐輔は返しドアを開ける。
祐輔はポケットから、昨日渡された地図を見て、今の位置と目的地を確認する。
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