火の国

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かくして祐輔は修行することになった。 今回は部屋ではなく、外でやることになる。 ラギアの家の裏に位置する。 祐輔はいつものように、傘を解放し太刀に変えると 白龍「そろそろ、次の段階を教えるぜ」 祐輔「次の段階?」 白龍「必殺技だ!」 祐輔はその言葉を聞き、目を輝かせた。 必殺技を使えるようになれば当然、戦闘で有利に運べることが可能だ。 さらにカッコいいこと間違いなしなのだ。 白龍「まぁ、その前に練気というのを教えてやんぜ」 そして、白龍による練気の説明が始まる。 練気とは全ての生物が秘めている力である。 しかし、練気は普段身体の奥底で眠っているからして、練気の存在に気付かぬまま生涯を終える生物が大半だ。 その力を使えば、鋼を砕きあらゆる物理攻撃を防ぎ、神速の速さを手にできるという。 祐輔は説明の途中から、頭が熱を帯びてしまいには煙まで噴出させた。
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