火の国

18/27

20人が本棚に入れています
本棚に追加
/111ページ
脳の許容限界量を越えています――― (マズい、何言ってるか全く分からない。) さらに祐輔は白目を剥き始める。 強制シャットダウンを開始します――― (目の前が真っ白に……) そんな様子を見てか白龍は、苦笑を漏らし口を開く。 白龍「ま、簡単に言えば、その練気ってやつを使えば最強になるってことだ」 やれやれ、と白龍はため息をついた。 それを聞いた祐輔は、元の状態へと戻っていく。 脳への認識を確認、再起動を開始します――― 祐輔「何だ、そんなことだったのか」 先ほどの態度とは違い、余裕さえ窺える口調で言った。 それもそのはず。 言葉の意味を理解したから。 あくまで言葉の意味だけであるが…… 白龍「やっと分かったか。ひょっとしてお前、頭悪いのか?」 祐輔「うるさい!」 祐輔は一言で、白龍の戯言を一蹴してのけた。
/111ページ

最初のコメントを投稿しよう!

20人が本棚に入れています
本棚に追加