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その効果が出たのか、青白い炎は少しずつ祐輔に吸収されるように消えていく。
そして、全てが消滅した。
祐輔は両手を膝に添え、ハァハァと荒い呼吸をする。
嫌な冷や汗のようなのが、滝のように全身に流れていく。
白龍「おぉ!よくやった。これで練気は目覚めて、いつでも使えるぞ」
白龍は歓喜の声を上げた。
一時はどうなるかと思っていたが、無事に終わり安堵する。
祐輔「これで練気が…使える!」
祐輔は手のひらを見る。
練気は放出されていないが、心なしか安心した。
白龍「あぁ、そうだ。次は必殺技を教えてやる。」
こうして、修行で時間を潰し約束の昼を迎えた。
家には祐輔、ラギア、王、護衛の兵士、計四人がいる。
ラギアは王をテーブルに座らせ、お茶を出す。
祐輔は王の向かい側に座る。
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