火の国

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王「分かったよ。なら行くといいね。ただし、増援の兵士と行くんだ。」 何か吹っ切れた様子で、王は言った。 もはや、諦めに近い提案だったのだろう。 そして、王は座らずに立って様子を見ていた兵士を見て、言う。 王「いいだろ?」 兵士「ああ。大丈夫だ」 兵士と王と身分なのにも関わらず、気やすい感じで言った。。 それくらい仲がいい、というのだろうか。 普通の市民でも王と気軽に話すことができるのだろうから、きっとそうだ。 と、祐輔は勝手に解釈した。 王「ということだ。今日の夕方に門の前で待っているよ。」 ま、僕は行かないけどね、微苦笑して言うと若き王は立ち上がり、兵士とともに城へと帰って行った。 こうして祐輔は兵士達と共に、ディメンションミラーを奪還することになった。 しかし、これから思わぬ展開へと発展する………
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