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1日前―――祐輔が異世界に来た日である。
その日にもう一つの、ある出来事があった。
見渡す限りに緑が生い茂り、太陽が木々を照らす。
名も無き森である。
祐輔が最初に来た場所だ。
そんな森の中に、人工物がそびえ建っている。
それは木で組み立てある人の背丈ほどしかない小屋である。
そこに二人の真紅の鎧を纏った、兵士がいる。
国によって鎧の色が違い、真紅の色は火の国を表す。
つまり、火の国の兵士だ。
この小屋は火の国の財宝級の物が置いてある。
何故このような場所に、財宝級である貴重な物を保管しておくのだろうか。
この森には、人狼のようなガメルが多数存在が確認されており、滅多に来ることが出来ない。
そんなことがあってか、ここに保管されている。
このような環境に保管されている財宝を奪わんとする者達がいた。
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