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兵士は再度、殴りかかろうとした時。
後ろに二人の人影が現れ、それが兵士の後頭部に一撃を加える。
完全なる不意打ちで避けられず、前に倒れた。
ハンマーを持っている男が怪訝そうな顔をして言う。
男「俺の獲物だろ。手出ししやがって」
舌打ちしハンマーを傘に戻した。
二人の内の一人が、男を宥める。
「まぁ、そんなこと言うなよカルロ。お目当てのいただいちまおうぜ」
そう言われカルロは、小屋の方を見つめた。
一見どこにでもありそうな小屋だが、財宝級の物が隠されている。
その小屋の扉をカルロは蹴りを放つ。
ドンという音が鳴り、扉が外れ倒れた。
カルロ「行くぞ」
そう言うと、二人は返事しズカズカと小屋に侵入する。
倒れていた兵士が、三人の動向を見ている。
身体は痛みで動ける状態ではない。
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