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アランはあぁ、よろしくな、と笑顔で言った。
一人の兵士がアランに近づき、何やら話している。
話しを聞いた途端、アランの顔つきが険しい。
おそらく、今回の任務のことだろう。
任務は盗まれたディメンションミラーを奪還することはもちろん、先に向かった兵士を助けることも含まれる。
非常に重要な任務。
そんなの時に一般人ましては素人のわがままに応えてくれたのだ。
祐輔は感謝した。
それと同時に決心した。
(―――足でまといは御免だ。…役立ってみせる!)
祐輔は相棒である傘を見つめる。
すると、祐輔の肩に何かが置かれる。
それはアランの手であった。
アラン「あんまり、緊張するな。気楽に行け」
俺らがメインだからな、と笑って言った。
不思議とアランの手からは、温もりを感じる。
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