火の国の守り神

4/23

20人が本棚に入れています
本棚に追加
/111ページ
と、手で指示しながら兵士達に伝える。 兵士達はそれぞれ返事をし、負傷した兵士と共に火の王がいる城へと向かった。 姿が見えなくなってから、アランが祐輔に言う。 アラン「さて、行くぞ」 アランは走りだした。 祐輔も慌てて着いて行く。 祐輔「アラン、火の洞窟って何だ?」 ハァハァ、と荒い息を吐きながら聞いた。 中学では帰宅部である祐輔は、どうやらスタミナがないらしい。 今さらそんなことを悔やんだ。 アラン「そういえば、言ってなかったな」 微苦笑しながら、話しを続ける。 この世界は主に5つの国が支配している。 火、水、土、雷、風の国である。 そしてこの森や海や川、火山や大地などを作った、5つの龍もいる。 それらを火龍、水龍、土龍、雷龍、風龍 と呼ぶ。
/111ページ

最初のコメントを投稿しよう!

20人が本棚に入れています
本棚に追加