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と、手で指示しながら兵士達に伝える。
兵士達はそれぞれ返事をし、負傷した兵士と共に火の王がいる城へと向かった。
姿が見えなくなってから、アランが祐輔に言う。
アラン「さて、行くぞ」
アランは走りだした。
祐輔も慌てて着いて行く。
祐輔「アラン、火の洞窟って何だ?」
ハァハァ、と荒い息を吐きながら聞いた。
中学では帰宅部である祐輔は、どうやらスタミナがないらしい。
今さらそんなことを悔やんだ。
アラン「そういえば、言ってなかったな」
微苦笑しながら、話しを続ける。
この世界は主に5つの国が支配している。
火、水、土、雷、風の国である。
そしてこの森や海や川、火山や大地などを作った、5つの龍もいる。
それらを火龍、水龍、土龍、雷龍、風龍 と呼ぶ。
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