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そうなると火山の近くにある、火の国にも被害が加わる。
それはアランにとっていや、火の兵士にとって重大なことだ。
火の兵士の使命は、火の国を護ることなのだから。
アラン「そんなことはさせない」
男「なら止めてみろよ」
男は好戦的な口調で言った。
その瞬間、男に槍が迫って来た。
ダンが傘を解放させ、接近したのだ。
渾身の一撃を喰らわせるべく、力を込めて男に刺突する。
しかし、男は身体を若干、横に曲げていなす。
さらにダンが通り過ぎる時に足をかけ、つまずいたところに足を繰り出した。
背中を蹴られ身体が逆くの字になり、地面を転がる。
倒れたダンにアンは駆けつけた。
アン「大丈夫!?」
ダン「蹴られただけた。大したことない」
すぐに答え、立ち上がった。
背中が痛いようで手でさすっている。
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