2.出来事

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堅司は悪魔の囁きに……誘惑に負けそうになった。 しかし、すんでの所で天使の囁きで理性を維持する。 「しょうがねぇじゃねぇ!よく見ろ、俺は男だ!」 「そんな事、言われなくても分かってるよ」 「男とヤリたいなんてどうかしてる!」 「あぁ!もう、野末煩い!少し黙れよ……」 そう言った悠斗の顔が近付いて来て、堅司の唇を塞いだ。 「んっっ……」 そして、舌を絡ませる。 逃れ様とすればする程に、激しくキスをされ意識が朦朧とする。 「んっ…うんっ……西、脇っ……やめっ……」 悠斗の唇が離れ、銀色の糸が二人を繋ぐ。 「西脇……あっ……んぁっ」 続いて悠斗の舌が堅司の首を這う。 徐々に下へと下りてゆく。 首……鎖骨……胸……。 「男でも此処って感じるの?」 そう言って、悠斗は胸の突起の片方を指で摘んだ。 「あっ!やぁっ……んっ!」 突起を弄られ快感が押し寄せる。 「野末感じてるの?」 「違うっ……!あっ、んっ」 「じゃあ、これは?」 悠斗はそう言って、もう片方の胸に顔を埋めた。
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