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今日も、いつもとなんら変わらないキャンパスライフを堅司は送っていた。
そしていつもつるんでいる4人で、授業が終わった後に中庭で話していた。
その内の一人、西脇悠斗(ニシワキユウト)が明日は休みだから飲まないかと提案してきた。
悠斗とは堅司が大学に入ってから知り合った友人だ。
堅司は、バイトが休みで予定も無かったので、二つ返事で了承した。
「わりぃ……俺バイトだ」
残念そうに断ってきたのは、堅司の中学からの付き合いの大山猛(オオヤマタケル)。
「ゴメン……俺も今日は無理」
猛に続いて、これまた残念そうに言うのは悠斗と同じく、大学で知り合った宮田睦月(ミヤタムツキ)。
「何だよ……二人共、駄目なのかよ。西脇どうする?止めとく?」
「二人でもいいじゃん。俺、今日は飲みたい気分なんだよ。野末付き合えよ」
「西脇が構わないなら俺は別に……」
「じゃあ、決まりな」
こうして、大学から一番近くて一人暮らしの悠斗の家で二人で飲む事になり、家に行く途中のスーパーでお酒や肴、簡単な夕食の材料を買って、家へと向かった。
スーパーから5分程で、悠斗の住むアパートに着き、部屋へと入った。
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