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「失礼しまーす……」
お姉様を起こさないように小声でそういってお姉様の胸の方に手を向ける
自分でもありえないくらい急な欲求だと思う
起きてすぐに『お姉様の胸触りたい』だなんてただの変態みたいじゃん
私は変態じゃないんだから
ただ……そう、キスしてもらえなかったからだ
その所為でちょっと欲求不満気味なんだよ、うん
そう正当な理由を作ってみる
――正当じゃない気もするけど
ま、そんなこといいんだよ、きっと
重要なのはお姉様の胸だけだ
恐る恐る近付けていって……
お姉様の胸に触れる
――うわ、柔らかい……
いや、何も触るの初めてってわけじゃないんだけど
「……ん
何……?」
え?
もしかしてお姉様起きちゃった……!?
そう思ってお姉様の顔を見てみるとお姉様はうっすらと目を開けてる
ど、どど、どうしよう……!?
これじゃまるで私が寝込みを襲ったみたいじゃん!!
――その通りだけど
「お、お姉様
おはようございます」
「おはよう、優姫」
お姉様は私の手に気付いてない、のかな?
今離せばバレないかも……!!
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