番外編:a graduation ceremony

13/52
前へ
/573ページ
次へ
お姉様の胸に置いておいた手をそーっと離してみる 大丈夫、大丈夫…… きっとバレてない 「ねぇ優姫」 「な、なんですか?」 お姉様は眠たそうに目を擦りながら私の名前を呼ぶ まだ2時だもん、眠くて当たり前か 「そんなに欲求不満がたまってた?」 「……………… ごめんなさい」 どうやらバレてたみたいです お姉様はじとーっとした目で私を見てる じと目なお姉様も綺麗 ――じゃなくて うぅ、絶対私変態さんだと思われる…… 「寝込みを襲うなんて――」 変態って言われる…… 罵られて蔑まれる…… それはそれでいい――わけない!! 「流石私の恋人ね!! 中々こういうことしてくれないから私の事なんて、って焦ってたのよ」 「……え?」 こんなこと言われてこれ以外言える人っているのかな…… 私は断言する ――いない、いるわけがない、と そしてそこで思い出す そういえばお姉様って容姿に似合わずエロエロだったんだ……と
/573ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2227人が本棚に入れています
本棚に追加