あたしの王子様

7/9
前へ
/129ページ
次へ
「…あ、でもスポーツが出来ないわけじゃないよ?体育5だし。 俺サッカー部で、一応レギュラーにも入ってるし… あ、どうでもいいよね? いやぁ、本当に怪我なくてよかったよ!」 本当にどうでもいい、聞いてねぇよっていう内容の話。 なのに、何だか素直に耳を傾けてしまう。 日焼けしてるのか元々黒いのかわからない肌。白い歯に、爽やかな笑顔。 いかにもスポーツやってますって感じのそのでかい人は、 「大崎、なにナンパしてんだ?」 って、友達らしき人の言葉に少しだけ眉間にしわを寄せ、 「ちげぇーよ!」 口を尖らせて、
/129ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2420人が本棚に入れています
本棚に追加