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どこまで暑くなるのかわからない夏の日、俺とあいつは出会った。
いつものように大学に通う道…
燃えるような暑さにうんざりしながらも、駅に向かって歩んでいく。
アスファルトは陽炎のようにゆらゆらと揺れていて、まるで生きてるようだ。
「暑いな…ホントに暑い…なんで毎日毎日こんな思いしてまで大学行かなきゃいけないんだよ…」
汗を拭うことすらもかったるいのに、更に歩いているから堪ったものではない。
パタパタとハンカチで扇ぎながらトボトボと歩いていく…
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