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駅のホームで眺めている景色は、いつもと何ら変わりはない。
ベンチに座り、ただダラダラしていた。
いつもと変わらず暑いということだけが、俺の体を支配していたのだが…
「おい、海斗。あんな子この時間にいたか?」
「ん?あぁ、そういえば見ない顔だな。旅行客かなんかじゃねぇのか?」
「そうか?でも俺らと同じぐらいの歳じゃね?」
「う~ん…年齢当ては苦手だからなぁ…」
大河が眺めていた景色の中に、いつもと違うものが写っていた。
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