199人が本棚に入れています
本棚に追加
外は思いのほか涼しかった。
「うーん、風が気持ちいいー」
「ホンマやねー」
「うん、ほんマっ……!!?」
こ…この沈黙はなんだろう……?
「フヌッ いーリアクションやで兄ちゃん。でもま、落ち着きぃや」
「エ、エル?」
ピンク色の髪、小柄な体、そしてその聞き慣れた声と口調。声の主エルマーナは木造のベンチに腰掛けて、笑みをうかべて僕を見上げていた。
最初のコメントを投稿しよう!