壊された、日々

神楽は、必死に考えた。

何故、沖田と隣になれて嬉しく思ったのかを。

(…まさか…、こ、恋アルか…？)
一瞬、わたしの頭に恋の一文字が思い浮かんだ。

でも。

(…そ、そんなこと、有り得ないアル。)

そう思って、ぶんぶんと頭を降って考え直す。

…しかし、何度考えても、出てくる文字は１つだけ。

神楽は、それを繰り返していた。

そこに。

｢何さっきから頭降ってんでィ。｣

｢ひぁっ!!??｣

いきなり、今の今まで頭の中を閉めていた人物がひょこっと現れて、思わず変な声をあげてしまう。

しかも、心臓は相手に聞こえるんじゃないか？
と思う程高鳴っている。

びっくりしたのから数分たっても、その状態が続いていた。

…わたしは、この時やっと自覚した。

－コイツのことが好きなんだ。…と－